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研究と体験を、
ウェルビーイングでつなぐ。

KIBOU SPACEに、新しいメンバーが加わりました。青木夏海さんです。大学院で研究を続けながら野外体験・体験教育の現場に関わり、今はバラバラになっている体験学習の業界をひとつにまとめようと動いています。

出会いはMIRAI CREATOR'Z。オンラインで40分ほど話した内容から、KIBOUについて交わした話、青木さんがどんな人か、これからどこへ向かうのかをまとめました。いつか青木さんを迎えてくださるホストの方に、先に人柄が届けばうれしいです。

KIBOUについて話したこと。

荒木

今、KIBOU SPACEという取り組みをしています。所属に関係なく、家族になれる。いろんな場所を巡っている若者と、迎えてもいいよという人をつないでいて、今は完全にボランティアでやっています。

去年の春のクラウドファンディングでは、学生がいろんな場所へ行くなら応援するよと、支援したうえで自分の家を開いてくれた方々がいました。自分も学生のころにこういうのが欲しかった、という人たちが集まってくれているんです。

青木

荒木さん自身は、何で生計を立てているんですか。

荒木

AIのコンサルのような仕事です。たとえば和歌山のみかん農家さんで、あちこちに散らばっている販売の情報を、毎日自動でひとつにまとめる仕組みをつくったり。そうやって稼ぎながら、KIBOUは今のところ100%ボランティアで続けています。

青木

収益化は目指さないんですか。

荒木

目指したいとは思っています。たくさんの人が楽しく使って、交流や人柄がどんどん積み重なっていけば、ゆくゆくはスポンサー企業もつけたい。ただ、この1〜2か月ですぐに、という段階ではまだないですね。

青木

それこそこの前、近所で農家をしながら泊まれる場所をやっている方にKIBOUの話をしたら、「ぜひうちもやりたい」と言っていて。ちょうどタイムリーでした。

荒木

本当ですか。ぜひ紹介してほしいです。僕からも、里山の体験をしている知人を紹介しますね。

青木

このサービス、聞いていてすごくおもしろいなと思いました。でも、どうやって収益を上げるんだろうとも。私自身もインターネットで人をつなぐことをやろうとしていて、なかなか続けられる収益にならないので。

荒木

まったく同じ課題です。ずっと続けるにも、メンバーを迎えるにも、お金は絶対に必要ですから。今のステップとして考えているのは、まず良質なコミュニティをつくること。青木さんや農家さんのように「これおもしろいじゃん」と感じてくれる人たちと、100人くらいでいいので、熱く愛してくれる場をつくるところからだと思っています。

青木

荒木さんにも、孤独とか葛藤はあるんですね。

荒木

ありますよ。孤独と葛藤と、本当にどうしようって、泣きそうになりながらやっています。しょっちゅう折れて、それでも、もう一回戻ってくるタイプです。

どんな人か。

KIBOUについて、こんなふうに遠慮なく突っ込んだ質問をくれた青木さん。どんな人なのでしょうか。

本業は、今は大学院生です。そのかたわら野外体験・体験教育の現場に関わり、バラバラになっている体験学習の業界をひとつにまとめようと、自分から声をかけて動きをつくっています。形として考えているのはポータルサイト。ただ、ほかにいい手段があればそれでもいい、と手段にはこだわっていません。

人の懐に入るのが、どうやら上手らしい。本人に自覚はあまりないそうですが、だからこそ人と人をつなごうと思い立ったところもあると言います。それでも、怖いものは怖い。初めましての人も初めての場所もドキドキするし、出会いのきっかけになったMIRAI CREATOR'Zも、実はかなり緊張していたそうです。

荒木も、昔は不安がたくさん出てきていたと話しました。今も怖さはゼロにはならない。それでも、自分の直感に沿って進んできてうまく進めてきた実感があるから、その直感を信頼している、と。青木さんが「これがあるから大丈夫、と思えるものを見つけたい」と言うと、荒木は、周りの声も聞きながら自分で進路を決めてきた青木さんには、その確信はもうあるはずだと返しました。

青木さんは、走り続けられるけれど、数年おきにぱたっと止まってしまう時があるそうです。荒木は、砂漠で一本の針を探すように歩いていると、ときどきオアシスがある、と答えました。似た境遇の人と話す今日のような時間が、そのオアシスなのだと。青木さんと話しながら、荒木の中でも深いところで何かが動いていました。

これからの進路。

青木さんは来年3月に大学院を修了し、4月からは化粧品の研究職として働きます。体験教育の事業は、そのまま並行して立ち上げていくつもりです。

体験教育の現場の仕事をすれば、正直、食べていける。それでも、新しいことを始めるにあたって、自分にしかできないことは何かと考えたとき、研究は外せない言葉でした。人生のミッションは、ウェルビーイングを支えること。そう考えると、医学的な研究よりも、化粧品のような嗜好品のほうが自分に合っていると感じたそうです。

一見、体験と化粧品は遠く見えます。けれど青木さんの中では、ウェルビーイングというところでつながっている。いつか、ほかの人から見てもつながって見える時が来ればいい、と青木さんは話していました。

研究を手放さない理由は、もうひとつあります。体験教育の効果をきちんと検証できる、と伝えられることです。子どもにかけるお金はあっても、かける先が見つからず、とりあえず塾へ通わせる。そんなケースが増えていると青木さんは言います。そこへ、全国の質の高い体験教育を届けたい。業界を束ね、効果も裏付けられている存在になることを目指しています。

荒木は、そこは「体験教育なら日本一です」と言い切ってほしい、と伝えました。青木さんは、日本一を名乗れるように頑張りたいと答えつつ、自分の現実と理想の距離が大きくて、まだ言い切れない自分がいるとも話しました。荒木も、目の前の数字だけ見れば目指す姿との差はとても大きい。それでも、知らない人とご飯を食べて、ドライブして、一緒に花を見る。その時間に価値を感じる自分は10年経っても変わらないから、先に言い切っていい。現実は、あとからついてくるようにする、と。

青木さんがKIBOUで泊まってみたいのは、まず東京以外の場所です。東京で使うなら、まだあまり知らない東京の文化や芸術に触れてみたいそうです。荒木が最近泊まった埼玉の家では、車を出してもらって参道の長い神社へ一緒に出かけ、ご飯をともにしました。そんな時間が、これから青木さんにも生まれていくはずです。

この日、青木さんの手元にはちょうどKIBOUの登録メールが届いたところでした。住まいが近いこともわかり、次は東京でお茶をしながら、お互いの進み具合を話そうと約束しています。

研究と体験と、ウェルビーイング。

どこかの家の食卓で青木さんが話す時、そのつながりは、迎えた人にも少しずつ見えてくるはずです。あなたの家なら、青木さんとどんな話をしますか。

この記事は、約40分のオンライン対話の記録をもとに、KIBOUの編集AIが構成しました。荒木孝文が監修し、掲載については青木夏海さんご本人に確認をいただいています。吹き出しと引用は、話し言葉を読みやすく整えています。